息子(4年生)の情報収集に良いかなと思い、子供新聞を提案してみた。
結果、「読みたい」とのことだったので、まずは試読をしてみることとした。
そうは言っても最初は情報収集から始めたので、それも含めてここに記しておく。
何故に子供新聞なのか
子どもと言えども、将来を生き抜いていくためには戦略的にスキルを身につかせていかねばならないと考えている。
その一つが「情報分析能力」であり、「紙媒体からのそれ」であると私は考えている。少なくとも現時点では。
将来的に紙媒体での新聞というものが絶滅すれば変わるであろうが、それはそのときである。
一方で小学生に大人用の大衆紙を渡しても難しすぎるのではとも思った。
息子は2年後に中学受験を控えている私立小学生であり、ちょうど良いタイミングとレベルなのかなと。
大手3社のFact比較
新聞名 | 朝日小学生新聞 | 毎日小学生新聞 | 読売KODOMO新聞 |
発行者 | 朝日学生新聞社 | 毎日新聞社 | 読売新聞社 |
創刊 | 1967年4月 | 1936年12月 | 2011年3月 |
発行日 |
毎日 日月火水木金土 |
毎日 日月火水木金土 |
毎週木曜日 日月火水木金土 |
月額(税込み) | 1,780円 | 1,430円 | 500円 |
ページ数 | 8ページ |
平日8ページ 土日12ページ |
20ページ |
部数 | 11万部 |
9.9万部 |
20万部 |
サイズ |
通常の大人用大衆紙と同じ (日経、産経とかと同じ) |
競馬新聞サイズ |
競馬新聞サイズ |
振り仮名 |
全てに振る (一部広告や表は除外) |
全てに振る (一部広告や表は除外) |
記事単位に初登場の漢字にのみ振る |
試読申込みページ | 読売KODOMO新聞購読のお申込み |
まず、上記のFact比較では先入観や感覚などを除外した、事実としてのデータ比較を行った。
興味深いのは、この客観データだけでは殆ど判断できないということである。
通常、私たちが何かを購入する際にはこのようなデータでほぼ判断することができ、仮にこれが子供新聞でなく大人用新聞であれば、例えば私なら毎週木曜日のみ発行の読売は除外され、次に競馬新聞サイズの毎日は除外、結果的に残った朝日となるだろう。
しかし、私たち親としては以下のように考えてしまい、自ら決定することが極めて難しくなる。
- 「子どもは毎日読めるのか・・・?」
- 「競馬新聞サイズのほうが取り回ししやすいのか・・・?」
- 「振り仮名は本当に必要なのか・・・?」
そのため試読を行うこととなり、その結果で決定するのである。
息子(4年生)の試読結果
試読の結果、息子は朝日新聞に決めた。何故なのか。ポイントは幾つかある。
-
大人と同じ紙面の大きさ
- 息子は幼い頃から、父が日経新聞を片手に出勤するのを見ていた。土日に遠出するときも、子供たちは本を、父は日経新聞を読んでいるという経験がある。
- その経験から、息子(片道20分ほどの電車通い)は新聞が始めて届いた日から新聞を片手に、つまりカバンに入れずに通学した。妻が「カバンに入れたら」と言ってもそれを聞かなかった。父と同じように新聞片手に歩きたかったし、電車で過ごしたかったようだ。
- 父と同じようにしたかった息子としては、タブロイド判(競馬新聞サイズ)の新聞は子供用に見えたようだ。なので、大人の大衆紙と同じというサイズは大きな要素となった。
-
曜日問わずに毎日配達されるよろこび
- 毎朝届くということによろこびを感じているようだ。毎日届く日経新聞とかヤクルトとか郵便とかはあったが、初めて、「自分のために」毎日配達されるということに優越感のようなものを感じているのかも知れない。
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情報量と生活リズムのマッチ
- 「果たして毎日読めるのか?」との不安は杞憂であった。往復40分ほどあれば十分に全ての紙面を読めるようで、日経の社会面を飛ばしている私は、既に息子の情報量をカバーし切れていない。
まとめ
子供新聞はかなりおすすめである。
理由は大人と同じく以下である。
- 選ばれた情報を得られる
- ネットでは敢えて「取りに行かない」情報を得られる
やはりこれです。お子さまに抵抗がなければ、子供新聞は読んだほうが良いかな、と、個人的には思いました。
また、当初は「読売KODOMO新聞」が良いのではと考えていました。
その理由は、「サイズが小さく扱いやすい」、「週刊なので負担にならない」という仮説からでした。
結果的にこれらは逆の選択をされました。私、結構子供たちと接しているし会話しているほうだと思っていたのに・・・
ということで、やはり子供たちとは継続的な対話が必要なのですね。お互い頑張りましょう。
Appendix(朝日小学生新聞の紙面紹介)
紙面を紹介します。日経新聞とのサイズ比較とともに。
基本的には文字の記事ばかりという構成を避け、テストやマンガなどを適度に盛り込みながら、飽きさせない、負担感を軽減させるというように感じています。
以下は実際の紙面ですが、息子がくしゃくしゃにしてくるので生活感に溢れています。それだけ楽しんで読んでいるということで、ご容赦ください。
それでは。