子供たちに次にどこへ遊びに行きたいかを聞いたところ、化石を採りに行きたいとのこと。
今まで鉱物採集は何度も行ったけれど化石採集は初体験なので一生懸命調べた結果、いくつも見つかったがまずは近場に行こうと思い、西八王子へ決めた。
化石発掘体験ができる場所などの”人工的に用意された場所”ではなく、”自然のままの場所”が良いと思ったのでここにした。
東京近郊(関東近郊)で、バスや車を使わずに化石採集ができるなんて思っていなかったので、JR西八王子から徒歩でいけることが驚きだった。

西八王子から子供たちとゆっくり歩いて30分くらいの場所で、近く(5分くらい)の場所にコンビニもあり、便利だった。
これから行くかたのために細かく書くと、以下のような道のり。
最後の、川を渡ってから川沿いに進んでいくところが最も不安になりますが、ずんずん進んでいけば大丈夫です。
ちなみにここで遊んでいる間ずっと、キジの鳴き声が聞こえていた。八王子にもキジがいるとは。

ここは鮮新世の矢颪層というのが露出しているようで、木の化石がとても多かった。
白っぽい表層の部分をめくると植物の化石がどんどんでてくる。
中には琥珀(コハク)の化石もでてきた。家に持ち帰ってきたので、時間ができたら虫がいるか、調べていきたい。
ちなみにこの場所は、以下の本で知った。他にも幾つもの化石採集のポイントが書いてあるので、少しずつ制覇していきたい。
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ここの場所は水量も多くなく、比較的安全に子供たちと楽しく遊べた。
この場所は2001年12月にハチオウジゾウが発掘された場所である。
恐竜の化石が出ることは、年代からすると無いと思われる。
ちなみに化石採集を意識した持ち物としては以下の通り。
- 軍手
- 石頭ハンマー(大・中)
- タガネ(チスタガネ・平タガネ)
- スコップ、熊手(どちらも小型)
- ハイドロコロイド包帯、防水フィルム(子供たちが怪我したとき用)
- 着替え一式、タオル
- お弁当、レジャーシート、水など
着替え一式とタオルは、予想通り、娘が川を渡っている途中に全身水に浸かってしまったために活躍した。(そういう場面では必ず手を繋いでいるが、それでも頭から下が水に浸かった。)
ハイドロコロイド包帯と防水フィルムは、息子がハンマーで指を打ったためにこちらも活躍した。怪我をした場合には基本的には消毒用オキシドールを使わない。使うと細胞が変質して治りが遅くなるだけでなく、痛みも強くなり、傷痕も残る。そうではなく、必ずすぐに痛くても水(川の水などはダメ)でしっかりと傷口を洗い流し、そこにハイドロコロイド包帯をし、その上から防水フィルムを貼る。防水フィルムとは、ニチバンが出しているようなやつである。このセットは軽いし、かさばらないので、怪我をする可能性のあるところには必ず持って行ったほうがよいと思う。
また、降雨後などの増水時はおすすめしない。
どうしてもの場合はライフジャケット着用が必須だが、それでも危険なので。
以下は、途中の道も含め、当日の様子。
以下は採集した結果。

以上。
2 Comments to "化石採集(西八王子)の記録"
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