親戚の畑で里芋の収穫と玉ねぎを植えた話し。
親戚の家に到着後、玉ねぎの苗と、里芋を収穫するための道具を持って畑へ移動する。
できるだけのことを子供たちに体験させたいので、道具を載せた手押し車は息子に持たせる。

畑に到着すると、以前に植えた里芋の葉が倒れている。
里芋は葉がものすごく大きくなる。
そして、水をものすごくはじく。みとれるくらいに。
里芋は家庭の庭でも充分育つので、興味があるかたは是非やってみてほしい。

さっそく里芋の収穫を始める。
里芋は親芋を9つ植えていて、その9つから生えた子芋、孫芋が育っているはず。
大きめのスコップで根元から芋を傷つけないようにごそっと掘り返し、地上に出す。
地上に出した里芋と土の塊を、子供たちが地面に叩きつけたりするのを手伝いながら間に付いた土を外す。
しかしそれだけでは完全には土が落とせないので、手押し車に里芋たちを乗せて移動し、水圧の高いホースで土を落としながら連なった里芋たちを分ける。
その間に妻や子供たちには耕運機で里芋を収穫したあとの畑を耕してもらい、
畝を作り、マルチを敷き、玉ねぎの苗を植える準備をしてもらう。

畝を作る理由は水はけを良くするためであり、マルチを敷く理由は雑草が生えないためである。
こういう畑仕事の一つ一つにも全て理由があり、先人たちの知恵が詰まっている。
私は里芋を全てきれいに分けることができた。
重要なのは、里芋を洗うさいに、キレイにしすぎないこと。
もし里芋をブラシなどでキレイに泥を洗い落とすと、里芋は湿度を保てずに長期保存ができなくなってしまう。
そうではなくて、里芋を洗うさいには傷を付けずに、泥を落としすぎないように、水の中をくぐらすようなイメージで洗うのが大切である。
結果的に、9つの種芋から採れた里芋はこんなに大量!

里芋はオーケーストアなどで3つで400円くらいで販売されている。
それを考えると相当な量だ。
収穫直後の新鮮な里芋をレンジで6分ほどチンして皮を向いて塩を少量付けて、まるでジャガイモのように食べると絶品である。
そのおいしさはじゃがいもやサツマイモを遥かに超える。
是非やってみてほしい。
その後は大変な思いをして玉ねぎの苗を植える。
総数450苗。
これを仮に一人でやったら腰や膝がやられそう。
結果、立派な玉ねぎ畑が出来上がった。
来年の6月が楽しみである。

以上。