富士山に登ったときの話し


友人と一緒に日本で最も高い富士山への登山に行った。

とは言っても、5合目までは車で行った。それは邪道ではないのかという葛藤は少なからずあったが、富士山登山は元々考えていなかったものであるのであまり考えないようにした。

まずは5号目から始まるが、5人中3人が登山初心者である。

しかし、夏の富士登山は適切な季節に適切なルートで適切な時間に登るのであれば、山小屋なども途中にあることもあり、遭難などとは無縁に近い。

あくまで、適切な時期の適切なルートの適切な時間の登山であれば。

富士山五合目からの景色
富士山五合目からの景色

まずは登山を始める。

富士山は、砂利と岩で登山道が形成されており、登る度に少しながら足が滑り、疲れる。

土ではなく、砂利なのである。これは重要な要素で、シューズの選択に関係がある。

以下の写真が今回一緒に登った4人である。

砂利がいちいち足を後退させるため、粘土質の登山よりずっと疲れる。

富士山に登る4人(6合目あたり)
富士山に登る4人(6合目あたり)

ちなみに登ったのは8月末だが、登山客がとても多かった。

このような感じで多く、はっきり言って富士登山はおススメできない。人が多すぎるので。

こんなに人が多かったら都会のようじゃないかという富士登山(6合目あたり)
こんなに人が多かったら都会のようじゃないかという富士登山(6合目あたり)

ことあと、8月末とはいえ、8合目を過ぎると意外と辛くなってくる。

酸素濃度が低いために通常通りの運動をするとものすごく疲れるのである。

8合目を過ぎると急に疲れるようになる。

ペースが速すぎると高山病にもなる。

しかも、寒さと酸素の薄さの掛け算になるとなかなか辛い。

せめて富士山を登る場合は、寒さに対応できる服装を用意したほうがよい、それは絶対である。

暑ければ脱げばよいが、寒ければ着なければならない。

これ以上着るものがないという状況であれば、我慢するしかない。

夏のレジャーレベルの登山の場合はよいが、少しでも険しい場所に行っていればそうは行かない。

できるだけ過酷な状況を想定した装備をしておけば安心だ。重量と効果を鑑みて、つまり費用対効果によるが。

富士山9合目の写真
富士山9合目の写真
富士山9合目の写真#2
富士山9合目の写真#2

上記の写真のように、9合目になってくると周りが雲で覆われている。

それにとても寒い。かつ、いつも通りに動くと息切れがして苦しい。

そんな中でも頂上に着いた。

富士山頂上から見た火口
富士山頂上から見た火口
ここから急いで下山する
ここから急いで下山する

実はここから焦って下山することになる。

5合目から登山を始めた時間がAM10時頃、

頂上から下山を始めた時間がPM4時頃。

PM5~6時頃からは急速に暗くなるが、一部のメンバはライトを持っていない。

体力の無いメンバにライトを持たせて、体力に自信のあるメンバは速攻で5合目までの下山を目指す。

正確な時間は忘れたが、2時間くらいで5合目まで行った気がする。

これ以降、ライトは余計に持っていくようにした。

周りの登山客の中に、幼い子供をベビーキャリアに載せておぶって頂上までいった人が居た。

尊敬した。

以上。


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