前々回が「陸上自衛隊の朝霞駐屯地」、前回が「航空自衛隊のエアーパーク」の話しだったので、その流れで今度は海上自衛隊の「艦艇一般公開」に子供(息子)と二人で行った。
ちなみに私が息子との二人旅が多いのは、私は平日にも休みやすい仕事だからである。
都合が合うときには私、妻、息子、娘の4人で旅行に行っているので心配は要らない。
そして「尾道造船の進水式」と「原爆ドーム」と「大和ミュージアム」、「てつのくじら館」と、見どころ満載の旅行へ。
1日目(東京から広島へ移動)
金曜日に息子の小学校が終わったあと、予め用意していた荷物を持って旅に出発。
東京から広島まで新幹線で4時間ほどあるため、または私は新聞を読みながら、息子はかいけつゾロリの本を読む。
読み終わった後はコンパクトな将棋やオセロ、トランプ、UNOで遊びながら過ごした。
4時間あると存分に遊べる。
広島へ到着し、その日はビジネスホテルに泊まる。
2日目(海上自衛隊艦艇一般公開)
この日は朝から呉へ移動し、まずは海上自衛隊の艦艇一般公開へ。
この艦艇一般公開は特に抽選などではなく、Webで公開されている時間と場所に合わせて行けばよい。
開場する前の門には大勢の人が並ぶ。
係りのかたに先導されて護衛艦などが並ぶ場所へ移動。
その間に潜水艦も見れたが写真を撮り忘れた。潜水艦は思っていたよりコンパクトだった。
あと、潜水艦の表面はマットな質感だった。
そのコンパクトさが逆にかっこう良い。
こんな小さいものの中で何ヶ月も過ごす乗員が、豪快で明るい性格の人が多いというのはなんか分かる気がする。


そして驚いたのが、艦艇が攻撃目標として練習するための高速標的機なるもの。
これはマッハ0.8以上で飛び、呉から沖縄や北海道へ1時間で到達してしまうとのこと。



ここに行くまでに息子とは海上自衛隊の艦艇についていろいろと調べていて、興味を高めておいたのですごく楽しかった。
「あれが速射砲だね!」とか、「あれがハープーンだね!」とかそんな感じ。
全体的に鉄の塊という感じで、色はグレーに統一されていて無機質で派手な感じではないのだが、通常の生活では目にしないような形のもの、砲塔とかミサイル自体とかレーダーなどが見れるので、すごい迫力だった。
このあとは大和ミュージアムへ戦艦大和を見に、てつのくじら館へは潜水艦を見に、そして原爆ドームを見に行った。
この後は新幹線で広島から三原まで移動し、旅館へ泊まる。
3日目(尾道造船進水式)
この日は尾道造船の進水式を見に行った。
この進水式も特に申し込みなどは不要で、Webで案内されている時間、場所へきちんと行けさえすればよい。
しかし、今回は海上自衛隊の艦艇一般公開と造船所の進水式見学を両立させたかったため、結構調べたうえでなんとか見つけた日程だった。

造船所入り口の様子などを見て、私と息子であれこれと話す。
事前に船がどうやってできるのかなどを、本を買って二人でいろいろと勉強しておいたためである。
あそこは「艤装してる途中だね!」とか、「あそこはクレーンを使って組み立てる場所だね!」とかそんな感じで。

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今回はバラ積み貨物船の進水式で、見学者が多数。
進水式なんて見るのは初めてで、こんな大きなものが海に突入して安定して浮かぶ瞬間を見て圧倒された。


写真を撮り忘れたが、このあとは船主と施工会社などで鏡割りのセレモニーがあり、そのあとは壇上からも餅やお菓子などを投げる。
息子がここで大量にゲットしたお菓子を食べながら、ゆっくりと新幹線で帰った。
朝霞駐屯地、浜松エアーパーク、呉基地のどれがよいか
これまでに自衛隊の施設見学として、朝霞、浜松、呉に行った。
都内近郊のかたにという条件であるが、子供と行くのにおすすめはどれかというと、内容の満足度、所要時間、費用を鑑みると、
圧倒的に朝霞駐屯地が良い。思い立ったらすぐに行ける手軽さの割りに、戦車や対戦車ヘリが見れるので。
次に良いのは呉基地で、ついでに鉄のくじら館や大和ミュージアム、原爆ドームなども行けば満足度は高いし、よく調べて進水式とぶつけられれば満足度は更に高いように思う。
浜松エアーパークまで行くのであれば、思い切って広島までいってしまえばいいかなという感じがした。
ただこれはあくまで個人的な趣味のものの感想のため、それを踏まえたご参考に。
以上。